令和3年度(第76回)文化庁芸術祭参加公演
〈下記プログラムより引用〉
2016年にこの「うらぼんえ」の初演を行いました。その折、来場してくれた友人、故・秋山雅子氏から「藤堂さんこの公演は、是非“文化庁芸術祭参加公演”に応募…..
会場
開演
作家
作品名
演者
本日は、お忙しい中、また秋の休日、多くのご予定がある中から当公演へのご来場を選んで頂きまして心より感謝申し上げます。
さて、お気付き下さった方もいらっしゃるかも知れませんが、是迄の私の公演では、『朗読公演』と致しておりましたが、今回は『語り公演』とさせて頂きました。
今から15年程前に広島の被爆証言を代読したCDを制作させて頂きました際、新聞社の方から取材を受け、藤堂さんの肩書は何と記載しましょう?と言われ、「語り手」ではと申し上げましたら、それではナレーターと混同してしまうので・・・
何でも「家」を付ければ職業になると考え「語り家」では変ですので「朗読家」では?と申し上げましたら、そうしましょう!という事になり、その日から私の肩書は、「朗読家」になりました。それまで「朗読」と言うイメージに多少の抵抗はあったものの、様々な朗読があっても良いと考えましたし、兎に角、お聴き頂いたお客様に作品をより深く感じて頂ければそれで良いという思いで活動を続けて参りました。
現在では、インターネット上をはじめ其々のステージで「朗読家」という肩書で活動される方も増えましたし、「ストーリーテラー」「カタリスト」「語り」「読み芝居」「朗読芝居」「一人語り」etc.ほんとうに様々な呼び方で自分の肩書や表現スタイルを種別しようと満ち溢れています。
私は、自分にも他人にも、どれと決めるのは苦手でございます。またそこに上も下も無いと思っております。
ただ作品を自分の手法に当てはめるのではなく、おのずと作品の方から呼びかけて来る手法があると確信しております。其々の作品にはどの手法が一番伝わるかがあるという事です。
今回はご縁あって、日本の伝統芸能である能や狂言のプロデューサーとして、また「語り」では古典から現代の作品までを手掛ける演出家として第一人者であります。
笠井賢一先生の樋口一葉に対する深い尊敬と慈愛で「十三夜」をつくり上げて参りました。そして一葉の作品を最高の形で問いかける「語り」で描き出してまいります。
人間は限りある命ではございますが、心を抉る深い作品は残さなければなりません。その炎を絶やさないように少しでも貢献出来ればこんなに嬉しい事はございません。
今後共、皆様とご一緒に魂の籠った作品を分かちあえることが出来ますのを願って、日々精進させて頂く所存でございます。
ご来場の皆様のご多幸を願い、感謝を込めて 藤堂叶倫
〈下記プログラムより引用〉
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